15歳から広告看板制作一筋の人生だった。2001年、67歳のときに皮膚がんを患い、左目を失明。廃業を余儀なくされたが、絵を続けてほしい―と長男が送ってくれた油彩画の画材セットが絵を描き続ける思いに元気をくれた。 手術を受けるために入院した札幌市内の病院で、壁に掛かった油彩画の数々に心癒やされた経験も大きかった。 退院後は、近くにある苫小牧澄川病院(澄川町)に風景画や静物画を持って訪れ、「患者たちの癒やしに」と、医療関係者の理解を得て毎春、作品展を開くようになった。今年3月で11回目を迎える。 また、1970年の開業当初から看板や売り出しの垂れ幕などを手掛けてきた表町のファッションメールプラザでも毎年作品展を開催している。「描くことが好きだから楽しい。絵を見てもらった人から『とてもよかった』と感想をもらうと幸せな気持ちになる。絵は生きがい。これからも楽しく描いていきたい」と話す。
















