18年度道内公立校  いじめ認知 2万86件 過去最多 小中高とも増加

18年度道内公立校  いじめ認知 2万86件 過去最多 小中高とも増加

 道教育委員会は17日、2018年度の「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」結果を発表した。道内公立小・中学校、高校、特別支援学校のいじめの認知件数は2万86件に上り、前年度に比べ65・6%(7957件)の大幅増で、過去最多となった。小・中学校の不登校の児童生徒数も前年度比15・3%増の6420人に。学校現場の深刻な実態が浮き彫りになった。

 文部科学省が実施した調査の本道分を集計した。道内公立小・中学校、高校、特別支援学校1928校、46万9765人を対象に調べた。

 認知件数が過去最多となった、いじめは小学校1万5950件(前年度9256件)、中学校3204件(同2319件)、高校799件(同518件)、特別支援学校133件(同36件)といずれも増加。特に小学校は6000件以上も増えた。小学校のいじめの態様では、「冷やかしやからかい、悪口や脅し文句、嫌なことを言われる」(62・1%)が最多。これに「軽くぶつかられたり、遊ぶふりをしてたたかれたり、蹴られたりする」(28・8%)、「仲間はずれ、集団による無視をされる」(21・3%)と続いた。

 小学校のいじめの大幅増について、道教委では「初期の段階から認知することが、各校に浸透してきた表れ」と説明している。

 小・中学校の不登校の児童生徒数も上昇。内訳は小学校が1539人で前年度に比べ28・6%増。中学校も11・6%増えて4881人に上った。小学校の不登校の要因では、「『不安』の傾向がある」(33・3%)が最も多く、以下、「『無気力』の傾向がある」(24・2%)、「学校における人間関係に課題を抱えている」(17・2%)の順。

 不登校は高校でも増加傾向で825人に上り、前年度に比べ33人増えた。

 一方、小・中学校、高校の暴力行為は804件で、前年度比20・7%増。内訳は中学校が355件とほぼ前年度(350件)並みだったが、小学校が237件で82・3%の大幅増。高校も13・9%増の212件となった。

 高校の中途退学者数は1521人となり、前年度比30人増加。中途退学の理由では「学校生活・学業不適応」(35・9%)、「進路変更」(28・3%)が上位を占めている。

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