名寄市の全盲の旅カメラマン大平啓朗さん(45)は25日、苫小牧明倫中学校で講演会を開いた。同中学校区学校運営協議会(山口政昭会長)の招きで、近隣小学校を含む児童生徒や保護者ら約40人が参加。障害を持ちながらも挑戦を続ける大平さんの話に耳を傾けた。
大平さんは山形大の大学院生だった24歳の時に薬品の誤飲で失明したが、世界中を一人で旅し、撮影や執筆活動を続けている。ヨーロッパやアフリカで撮影した写真や動画を見せながら、「ホテルには泊まらず、一般の家に交渉して泊まる」ルールを自らに課したことを紹介。ノルウェーでオーロラを見た際には、「周りの人の声で、実際には見えなくても心の目で見えていた」と語った。
参加者から、障害があっても前向きでいられる理由を問われた大平さんは「他人と比較せず、ありのままの姿に自信を持って生きることが大切。思考を変えることで新たな世界が見えてくる」と答えた。
講演を聞いた苫小牧北星小6年の桃井香音さん(11)は「世界中を旅する行動力や、見えていない初対面の人を受け入れる心の広さがすごいと思った」と話した。
















