認知症や知的障害などで判断力に不安がある人を支援する成年後見支援制度の普及を目的とした講演会が19日、苫小牧市民会館で開かれた。市社会福祉協議会が運営する市成年後見支援センターの主催で市民110人が来場。この中で、市社協の職員や市民後見人らで8月に結成した「劇団社協」の12人が、制度の紹介を織り交ぜたオリジナル劇を初披露した。
劇のタイトルは「成年後見制度とは~みんなは1人のために」。市社協の若手職員が製作したオリジナル脚本で、若年性認知症となった独り暮らしの60代女性を、市民後見人をはじめ古くからの友人や市社協職員、市地域包括支援センター、民生委員・児童委員らが支えるという内容だ。
「富士山観光に行きたい」という女性の願いをかなえようとしたり、入所施設でおやつをもらえていないことに気付き、すぐに対応してあげるなど奮闘する市民後見人の姿を描写。エピソードの一部には市民後見人らが遭遇した実例も盛り込まれており、来場者は臨場感にくぎ付けだった。
上演後は同センターの古川義則センター長が劇の内容を踏まえ、同制度について詳しく解説。「成年後見人は人生の伴走者。誰もが豊かな人生を送るために必要な支え合いの仕組み」と理解を求めた。
















