先日、友人と話していて「座右の銘はあるか」と質問した。友人は「継続は力なり」と答えた。なるほど一つの趣味を幼き頃より現在まで続け名人の域に達した友らしき回答であった。
継続はいいことだが、近年国内の各職場で若者の早期離職が多く見られ、高齢化と相まって人手不足、人材不足が深刻化している。有能な人材を引き留め継続して働いてもらうにはどうしたらいいのだろうか。
部下使いの名人と言われた旧海軍の連合艦隊司令長官山本五十六元帥は「やってみせ 言って聞かせてさせてみて ほめてやらねば人は動かじ」と説いた。さすが帝国海軍の全将兵を率いて戦いに臨んだ名将だけのことはある。含蓄に富んだ格言だ。
名将と言えば部下の統率で名高い戦国武将武田信玄は「人は城 人は石垣 人は堀 情けは味方 あだは敵なり」と語ったとされる。信玄は、領国で産出する甲州金を手柄を立てた部下に手づかみで与えたともされる。
両者ともに人の心の動きをよく理解し、人が自発的に組織のため行動するように仕向けるのが特徴だろう。指導者が人心を得て、戦いに勝ちを収めるには今も昔も苦労が多いようだ。(澁)















