五輪マラソン・競歩札幌変更案 「万全の体制で臨む」  開催経費は「組織委と東京都」 庁 議

五輪マラソン・競歩札幌変更案 「万全の体制で臨む」  開催経費は「組織委と東京都」 庁 議
東京五輪マラソン・競歩札幌開催案を受けて開いた庁議=23日午後、道庁

 国際オリンピック委員会(IOC)が東京五輪の暑さ対策として、陸上のマラソンと競歩を札幌開催に変更する代替案の検討に入っていることを受け、鈴木直道知事は23日、幹部職員を集めた庁議を開いた。知事は「実現すれば、北海道、札幌を世界に発信する大変貴重なチャンスになる」と指摘し、「今後の協議の推移を見ながら、札幌市としっかり連携して万全の体制で臨んでいきたい」と述べた。

 庁議では競技日程などを確認。マラソン女子が8月2日、男子が五輪最終日の8月9日のいずれも日曜日に開催。競歩男子20キロが7月31日、女子20キロが8月7日、男子50キロが8月8日に行われる。

 知事は「正式に札幌開催が決定した場合は、非常に限られた時間の中で対応していくことになる」と強調。「こんな前例はないと思うが、全庁一丸となって取り組んでいかなければならない」と述べ、各部局の垣根を越えて取り組むよう幹部に指示を出した。

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 一方、庁議開催前の会見で、知事はマラソン・競歩の開催経費の負担について記者団から問われ「従来のルールに従い、組織委員会や東京都が負担するものと認識している」と説明。「仮に札幌で開催される場合でも、このルールに基づいて経費負担していただくことをしっかり確認していく必要がある」と述べ、道や札幌市など地元では負担しない考えを示した。

 また、東京都の小池百合子知事が札幌への移転開催に不快感を示し、「北方領土でやれば…」と発言したことについて、鈴木知事は「マラソンは花形競技で、今までさまざまな準備を進めて来られたので、東京でという発言は当然のことだと思う」と理解を示した。ただ、北方領土発言については「意図や真意が分かりかねるが、元島民の方々を思うと非常に残念な発言だと思うし、適切なものだと思わない」と批判した。

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