白老町のポロト湖畔で国が整備するアイヌ文化発信拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」の開業(来年4月24日)が、あと半年に迫った。鈴木直道知事は23日の記者会見で道外での知名度不足という課題について「オープンが近づくと関心が高まってくる」とした上で、「そうした好機をしっかり捉えた戦略的なプロモーションを、私も先頭に立って行いたい」と述べ、年間来場者100万人の目標達成へ意欲を示した。
鈴木知事はウポポイの開設準備について▽周辺環境整備▽交通アクセスの改善▽教育旅行の誘致▽旅行商品の開発―など、「さまざまな課題に対応しながら、幅広い分野にわたって誘客促進や受け入れ環境の整備を着実に進めてきた」と説明。さらに国、道、地元・白老町のみならず「全道の市町村、道内外の企業で役割分担し、連携して取り組みを加速している」と強調。また、先週には「ウポポイのアクセス道路(国道、道道、町道の6カ所)の今年度内開通の見通しも立った」と述べた。
ただ、大人1200円という高めの入場料や、ホテルなど周辺施設の開発が足踏み状態という課題もある。知事は「先日、公表された入場料金に対するさまざまな声、民間企業の立地に遅れがあることは承知している」との認識を示し、「ウポポイの一大プロジェクトでは、初めてのことも多い状況。限られた時間の中で、さまざまな調整が必要であると考えている」と語った。開業が迫る中、道としては「もう半年。国やアイヌ民族文化財団(札幌、ウポポイの運営主体)、地元白老町と連携して、やり残したことがないように、しっかりスクラムを組んで取り組んでいきたい」との姿勢を示した。
















