苫小牧の市民団体「カジノ(賭博場)誘致に反対する苫小牧市民の会」は25日、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致を目指す苫小牧市に対し、断念するよう8825筆分の署名簿を新たに提出した。また、28日に開会する市議会臨時会でIR候補予定地を含めた環境影響調査費に係る補正予算案の審議などが予定されていることを踏まえ、臨時会中止を求める要請も行った。
同会の篠原昌彦共同代表ら6人が市役所を訪れ、福原功副市長に署名簿と臨時会中止の要請文を手渡した。
篠原共同代表は「カジノで北海道のイメージが悪くなる。ギャンブル依存症患者の増加、治安や子どもの教育環境の悪化も心配」などと訴えた。
福原副市長は署名を「重く受け止める」とした上で、少子高齢化や人口減少への危機感から進めている取り組みと強調。「懸念される点は今後、道とも協議し、対策を講じていく」と理解を求めた。
同会は2014年に発足し、16年1月と18年6月にも同様の趣旨で署名を提出している。市によると過去2回分の署名数は9418筆。同会では、臨時会でIR関連の補正予算案審議に加え、IR誘致推進の決議案が議員提案されることに危機感を示し、篠原共同代表が「市民の声をしっかり聞いてほしい」と話した。
















