苫小牧駒沢大学が、2020年度の女子バスケットボール部創部を目指している。女子入学生を増やす取り組みの一環で、仕掛け人は埼玉県で女子中学生チームを2度の日本一に導き、練習法などに関する著書も出している名将、一ノ瀬和之さん(52)。7月から募集広報課の職員となり、PRに奔走中だ。26日午後1時半から同大で、入学希望者を対象に練習会を開く。
同大の学生は133人(5月1日現在)で、女子は2割強の30人。18年度の経営移管、21年度の名称変更などを経て生まれ変わろうとしているさなかで、一ノ瀬さんは「大学の未来像を考えた時、もっと女子を増やし、学内の雰囲気を変える必要がある」と考え、そのきっかけとして競技人口が多い女子バスケをターゲットに据えた。
一ノ瀬さんは東京出身、日体大卒。埼玉県で約25年間、公立中、私立中・高一貫校の教員を務め、女子バスケの指導に当たった。02年に指導する児玉中女子バスケ部が全国大会で優勝。06年には埼玉県の中学生選抜チームを率い、都道府県対抗ジュニア大会で全国制覇も飾った。強豪校の監督として、バスケの練習法などを解説した著書も発刊。中・高一貫校時代の上司が同大運営法人にいた縁で、今年7月、同大の職員になった。
選手集めなどゼロからのスタートで、一ノ瀬さんは「まだ部として形があるわけではないのでもちろん厳しい」と打ち明ける。指導者時代の縁を頼りに、札幌市内を中心に学校訪問を続けているが「無理だ」「厳しいよ」といった声も聞いた。それでも「応援する」などの声も寄せられ、「公式戦に出られるよう、最低選手5人を集めたい」と意欲を燃やす。
26日午後1時半から同大で、入学希望者を対象に練習会を開き、基礎練習の紹介などを行う。一ノ瀬さんは「バスケの練習は9割方フットワークで日本人は真面目にこなすが、(フットワーク中心の練習は)きつい」と指摘。「フットワークはおのずと身に付く。自分はゲーム的要素を中心にバスケの楽しさを伝えていきたい」と力を込めた。
問い合わせは同大募集広報課 電話0144(61)3100。
















