苫小牧駒沢大学で11月1日まで、浦島太郎の伝説をひも解く企画展「浦島太郎と亀たち全員集合!」が開かれている。浦島太郎が乗る亀に焦点を当て、同大客員教授の林晃平さん(65)が収集した研究資料100点以上を展示。びょうぶ絵や木彫、おもちゃなど幅広いジャンルの資料が並び、林さんは「亀のルーツなどを知ってもらえれば」と話す。
林さんは1982年から浦島太郎の伝説を研究し、豊富な資料を所有。伝説の奥深さなどを伝えようと、今年7月からテーマを設けながら、短期間の企画展を開いている。今回が4回目。
浦島太郎が亀に乗る姿を確認できるようになったのは江戸時代の元禄の頃という。林さんは「元禄より前に記録されている浦島は船で竜宮に行く」と指摘。「江戸時代の始めに登場する亀は『蓑亀(みのがめ)』。耳や牙があって、首は長く蛇腹で、毛が生えている」と特別な亀だったと説く。
展示では、蓑亀流行のルーツを外国に求めて収集した韓国のびょうぶ絵、中国などの燭台、タイの木彫などがずらり。掛け軸や着物、縫いぐるみなど資料は幅広く、人気アニメのポケットモンスターに登場する牙や毛が生えた亀のキャラクター人形なども。蓑亀は大正、昭和に描かれる機会が減ったが「日本で蓑亀が独自に発展し、一時は廃れ、また復活した」と紹介している。
入場無料。展示は午前10時~午後4時。問い合わせは同大 電話0144(61)3111。
















