道内企業の働き方改革 全産業の75%取り組み 北洋銀調査

道内企業の働き方改革 全産業の75%取り組み 北洋銀調査

 北洋銀行は、道内企業を対象に実施した「働き方改革の取り組み」調査結果を発表した。「取り組んでいる」と回答した企業は全産業の4分の3に上り、取り組み内容では「年次有給休暇の取得」がトップ。働き方改革による経営上の課題では「人手不足」や「コストの増加」が上位を占めた。

 調査は8月中旬~9月上旬に、691社を対象に実施。405社から回答を得た(回答率58・6%)。

 働き方改革に「取り組んでいる」のは全産業の75%。「取り組みを検討中」が22%、「取り組む予定なし」が3%だった。「取り組んでいる」企業の業種別では、ホテル・旅館業が91%で最多。これに建設業と運輸業が共に80%で続いている。・最も低いのが木材・木製品で55%にとどまっている。

 取り組み内容(複数回答)では、「年次有給休暇の取得」が90%で最も多く、以下、「長時間労働の是正」(66%)、「意識改革」(46%)、「業務プロセスの見直し」と「設備投資による業務の効率化」(共に25%)の順。

 取り組み効果(複数回答)でも、「年次有給休暇の取得」(72%)でトップ。これに「ダイバーシティ(多様な人材の活用)の推進」(68%)、「長時間労働の是正」(67%)、「設備投資による業務の効率化」(65%)と続く。

 取り組みに当たっての経営上の課題(複数回答)では、「人手不足」が65%で最多。「コストの増加」(50%)や「労働時間の減少」(35%)、「経営陣と従業員との認識の違い」(同)、「管理職への負担増」(31%)が上位を占めている。

 企業側からは「パート主力の状況の中での休み拡大など、人手不足の中で経営していることの実態が理解されていない。長時間働き、稼ぎたい人はたくさんいる」(食品小売業)、「北海道の建設業界は稼働できる時期が限られている。働き方改革による労働時間の減少では、中小零細企業の経営が成り立たなくなる」(一般土木建築工事業)、「当業界は人件費が原価(生産コスト)であり、時間制限や有給取得のダメージが徐々に拡大すると予想する」(情報サービス業)など切実な声が寄せられた。

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