平取町の貝澤さんに道文化賞 アイヌ文化振興に大きく貢献

平取町の貝澤さんに道文化賞 アイヌ文化振興に大きく貢献
北海道文化賞を受賞してあいさつする貝澤さん(左)=5日午後、札幌ガーデンパレス

 道は5日、札幌市内で2019年度北海道文化賞の贈呈式を行った。平取町の工芸家、貝澤雪子さん(78)ら3人に鈴木直道知事から表彰状などが贈られた。

 貝澤さんは、故貝澤ハギ氏(二風谷アットゥシ織生産組合副組合長)に師事し、オヒョウの皮で作るアイヌの伝統的な織物である「アットゥシ織」に50年以上にわたって取り組んでいる。アットゥシを身近な花や草木で染めて織るという困難な技法にも挑戦。淡い色合いの糸で作る、しま模様の帯やバッグ、財布など美しい作品を作り続けている。また、後継者の育成にも尽力し、アイヌ文化の振興・発展に大きく貢献していることが評価された。

 贈呈式には、貝澤さんのほか、同じく文化賞に選ばれた札幌市の書道家、阿部和加子さん(72)と東京都八王子市の洋画家、笠井誠一さん(87)が出席。鈴木知事が「今年度で72回目の贈呈式。それぞれの分野で長きにわたり、たゆまぬ研さんを積まれ、本道の文化に大きく貢献されてきたことに敬意を表したい」と式辞を述べ、高橋亨道議会副議長らが祝辞を贈った。知事から表彰状が手渡された後、受賞者一人ひとりがあいさつ。貝澤さんは「死ぬまで勉強。負けないで若い人たちと一緒に頑張っていきたい」と受賞を機にさらにレベルアップする決意を述べた。

 式では、文化奨励賞を受賞した札幌市の日本画家、蒼野甘夏(あまなつ)さん(46)、同市の振付・バレエ指導、奥山健恵(たけよし)さん(57)、同市の知的障がい者演劇集団「あいのさとアクターズ」にも鈴木知事から表彰状が贈られた。

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