記者コラム風 「帰郷」

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 7月からおよそ3カ月、東京・上野の国立科学博物館で開催された恐竜の祭典「恐竜博2019」に出展していた、むかわ町が誇る国内最大の全身骨格化石「むかわ竜」(通称)が町に戻ってきた。3、4日に穂別町民センターで行われたおかえりイベント。見る人たちの目が以前とは違ったような気がした。その姿を見て、ずいぶんと貫禄が付いたな―と思ったのは自分だけだろうか。

 東京の恐竜博では、モンゴルのゴビ砂漠で見つかり、謎の恐竜とされていたデイノケイルスをはじめ、約100点の実物化石や復元骨格(レプリカ)が並ぶなか、むかわ竜は日本を代表する恐竜化石として注目を浴びた。9月には専門の研究グループにより新属新種の恐竜と認定され、「カムイサウルス・ジャポニクス」との学名が付いた。「日本の竜の神」を意味する。

 イベントには多くの恐竜ファンが詰め掛け、改めてその潜在力の高さを証明した。現在、新たなレプリカ製作も進んでおり、今後はその存在・価値を国内だけではなく、全世界に発信していくことになるだろう。また、胆振東部地震からの復旧、復興を目指す「町のシンボル」としての役目にも期待したい。(石)

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