小学生同士でゲームや工作などを自由に楽しむイベント「おいでよ!自由の森」が10日午前10時から、苫小牧市住吉コミュニティセンターで開かれる。企画したのは札幌市の高校生山本理南子(りなこ)さん(18)。「地域への愛着形成」をテーマにした課題研究の一環で、苫小牧の子ども食堂の協力を得て実現した。山本さんは「多くの子どもたちに参加してもらいたい」とアピールしている。
山本さんは、立命館慶祥高校(江別市)の3年生。同校では3年生が自身で設定したテーマを研究し、成果をレポートにまとめるという教育活動を展開している。生まれ育った札幌市になかなか愛着を持てずにいた経験を持つ山本さんは「地域への愛着」を自身の課題研究学習のテーマに設定した。
「さまざまな事情から、保護者の地域とのつながりが薄い場合、子どもも町内会活動などに消極的となり、ふるさとへの愛着も持てないのでは」と推測。どうすれば地域に親しみを持てるかを探るイベントを考案した。
イベントではカードゲームや新聞紙、フェルト、折り紙、紙テープ、ドングリなどを用意。児童にゲームや工作などを自由に楽しんでもらう。さまざまな年代の児童が集い、話し合って楽しい場をつくる過程で、子どもの地域への意識がどのように変化していくかアンケート調査などで聞き取る。
当初は札幌市内での開催を考えていたが、参加者集めに難航。苫小牧市音羽町で子ども食堂を運営するNPO法人木と風の香りが協力を申し出て、今回のイベントが実現した。
山本さんは「小学生の頃、地域活動に参加したかったが母が早くに他界してしまうなどの家庭事情でかなわなかった」と回顧。「自由に集まって交流できる場をつくることが地域への愛着につながると考えている。イベント参加を通じ、研究に協力してもらえるとありがたい」と語る。
イベントは正午まで。参加無料。希望者は直接会場へ。
問い合わせは、フェイスブック「おいでよ!自由の森」から。
















