ベトナム人留学生2人を不法就労させたとして、道警組織犯罪対策課や苫小牧署などが入管難民法違反(不法就労助長)の疑いで旭川日本語学校(旭川市)の運営会社の役員ら5人を逮捕した事件は、苫小牧市柏原の産業廃棄物処理業エコクリーンが舞台となった。事件発覚のきっかけは7月に起きた火災で、同法違反の外国人が複数見つかったことと相まって、同所で外国人の不法就労が恒常的だった可能性をうかがわせる。
逮捕されたのは、同校を運営する平成ハイヤー(旭川市)役員の中澤和彦容疑者(59)ら5人。中澤容疑者はエコクリーンの代表も務めていた。
逮捕容疑は同校に在籍するベトナム人留学生2人を4月下旬~6月中旬、同社を就労先としてあっせんし、同法が留学生の資格外活動として認める就労時間・週28時間を超えて働かせた疑い。
道警によると、留学生2人は旭川市内で週28時間以内のアルバイトを「正規」に行った上、同社で「上積み分」の就労をしていたという。
同校は「課外活動」と称して週末、留学生を車で送迎。同社でごみの分別や焼却などの作業に従事させていたといい、泊まり込みで働くこともあったという。
事件発覚は7月14日に同社で火災が発生し、旅券不携帯のウズベキスタン人2人が見つかったことがきっかけだった。道警は10月にベトナム人留学生2人を逮捕したが、他にも複数の外国人留学生が同社で働いていたことを把握しており、授業料の確実な徴収や産廃処理場の労働力確保などを背景に不法就労が組織的だったとみて調べている。
















