肺がん市民公開講座(苫小牧市、住友生命保険、中外製薬共催)が9日、市医師会館で開かれた。栃木県立がんセンター禁煙指導科科長の神山由香理医師は、肺がんを防ぐために「たばこは吸わず、他人のたばこの煙も避けよう」と訴えた。
神山医師はたばこにはニコチン、一酸化炭素、タールの三大毒が入っており、肺がんをはじめ、気管支炎、心筋梗塞、脳出血などさまざまな病気を引き起こすと強調。吸うとすぐに血管が縮まり血の巡りが悪くなって、しみやしわの原因になり「肌の美容にもよくない」とした。
喫煙者がたばこを吸いたくて喫煙所に駆け込む姿は「尿意を我慢していてトイレに走る行為と同じ」と指摘。喫煙欲求に襲われることを繰り返すと病気につながるため、医療機関の禁煙外来などへの受診を推奨した。
肺がんを防ぐためのポイントの一つとして定期的ながん検診も挙げ「正しいがん情報を学び、がんとはどういう病気か知ってほしい」と呼び掛けた。
37年間続けたたばこをやめて15年たつという苫小牧市北光町の無職男性(70)は、「健康でいられるのは禁煙したおかげだと、話を聞いて再認識できた」と話した。
















