すぐおこる、トイレについてきてって言う…。本に出てくるサキちゃんがまじょから買ったアメをわたしがもっていたら、おねえちゃんのわる口を十二言ってあっというまにのろいアメをかんせいさせるのに。
でも、そのアメをおねえちゃんにたべさせて、おねえちゃんが気ぜつしたら、今日はなにをしてあそべばいいのだろう。おねえちゃんがおこるのは、わたしがわがままを言うからだし、トイレについていくかわりに、おなじベッドでいっしょにねてもらっているし、一日中一人だったら、ぜんぜんたのしくないなと思った。
「サラなんて大きらい」っておねえちゃんに言ってしまう日もあるけど、本とうは、サラのことが大すきだから、すぐにとなりにくっついてテレビを見たくなる。きっと、サキちゃんもわたしとおなじ気もちで、おねえちゃんのことを大きらいになったりちょっとすきになったりするけど、本とうは大すきなんだと思う。
おねえちゃんは、わたしのことをどう思っているのだろう。サキちゃんのおねえちゃんみたいに、あたまにくるけどきらいになれないと思っていてくれたらうれしいな。大すきだと思ってくれていたらもっとうれしいな。
じつは、わたしのおかあさんもサキと言う名前だ。しかもわたしや本のサキちゃんとおなじいもうと。もう、とっくにおとななのに、とおくにすんでいるおねえちゃんと、でんわやメールをまい日のようにしている。小さいときにけんかをした話やなかなおりの話、色いろな思い出話を聞いてなかよしだな、わたしとおねえちゃんもこんなふうになれたらいいなと思う。
「サラ、大すき」と大きなこえで言ってみたいけど、はずかしいしなんだかくやしい気がするから、今はまだひみつにしておこうと思う。
第54回夏休み読書感想文コンクール(苫小牧市立中央図書館、市教育研究会学校図書館教育研究部会主催)の入賞者がこのほど決まった。市内小中学校からの応募作265作品から、最優秀作品に選ばれた4作品を紹介する。
















