カーボンリサイクルで地元企業に聞き取り、梶山経産相が示す

カーボンリサイクルで地元企業に聞き取り、梶山経産相が示す

 梶山弘志経済産業相は13日の衆議院経済産業委員会で、二酸化炭素(CO2)を苫小牧沖の海底下に圧入する苫小牧CCS実証試験センター(苫小牧市真砂町)の事後活用に向け、来年度に予定しているカーボンリサイクルの実現可能性調査について、地元企業などを対象に先行して年度内に聞き取り調査を実施する考えを示した。国民民主党の山岡達丸氏=比例代表道ブロック=の質問に答えた。

 山岡氏は、地球温暖化対策の一環で2016年度から行われている同実証試験について、CO2の地中圧入作業が今年度中に目標の30万トンを終えることを踏まえ、今後の事業展開を尋ねた。

 経産省によると、圧入終了後もモニタリングは継続。試験に活用した分離回収設備を使い、CO2を炭素化合物に合成した化学品として再利用するカーボンリサイクルについて、20年度から実現可能性調査を始める方針。同年度予算の概算要求で、関連事業費75億円を求めているとした。

 山岡氏は来年の東京五輪でマラソンと競歩会場が札幌に決まったことも踏まえ、「北海道で世界的なプロジェクトが動いていることを発信できるようにしてほしい」と求めた。

 これに対し梶山経産相も年度内の先行調査を約束し、「(カーボンリサイクルについて)製造業とどのような連携ができるのか。方向性を見いだしたい」と前向きな姿勢を示した。

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