男子V・拓勇MBC、女子V・北星小ミニバス同好会―秋季ミニバスケットボール大会

日新との接戦を制して優勝した男子・拓勇

 2019年度第41回苫小牧民報杯争奪秋季ミニバスケットボール大会兼第45回北海道ミニバスケットボール大会代表選考会は17日、苫小牧錦岡小学校体育館で決勝リーグの試合を行った。男子は拓勇MBC、女子は北星小ミニバス同好会が優勝した。

 9日から始まった大会には、苫小牧や日高地区の男女計29チームが参加した。市内の小学校で予選を行い、男女3チームずつが決勝リーグに進出した。

 決勝リーグの男子は、1勝で並んだ拓勇と日新の直接対決で、拓勇が52―46で日新に競り勝ち、優勝を決めた。女子も北星が拓勇を42―34で下して2勝を挙げ、栄冠に輝いた。

 男子優勝の拓勇MBC、準優勝の苫小牧日新小ミニバス同好会、女子優勝の北星小ミニバス同好会の3チームが、20年1月に江別市などで開かれる全道大会の出場権を獲得した。

 決勝リーグと2次予選の結果は次の通り。

 【決勝リーグ】

 ▽男子
拓勇52―46日新
日新61―58勇払
拓勇54―42勇払
 ▽女子
北星42―34拓勇
拓勇49―31沼ノ端
北星55―36沼ノ端
 【2次予選】
 ▽男子 日新84―31緑、富川49―35錦岡、日新56―44富川、沼ノ端66―41白老、勇払55―35美園、北星40―26浦河、勇払47―44沼ノ端、拓勇58―24北星
 ▽女子 萩野70―3静内、沼ノ端50―34糸井、拓勇55―25萩野、沼ノ端44―32美園、勇払63―30日新、北星43―29勇払

 決勝リーグ最終戦の優勝が懸かった大一番で苫小牧日新小ミニバス同好会との接戦を物にした拓勇MBC。第4ピリオド終盤、主将の横山行雲(6年)などの得点で試合を決めた。横山は「『全員バスケ』で優勝できた」と喜びを語った。
 150センチ以上の選手が2人しかおらず、リバウンドが課題となっていたが、その分1対1のスキルで相手を翻弄(ほんろう)した。吉田十志文ヘッドコーチ(HC)は「サイズは小さいが、気持ちで負けてはいけないと何度も話した」と言い、攻守ともに泥臭いバスケットを貫いた。
 横山と坂昂大(6年)のスコアラーの2人がオフェンスをけん引。吉田HCは「横山は特に献身的なプレーが多くなった」と成長を評価。坂は「ディフェンスでもチャージングを取りチームに貢献できてよかった」と語った。

 速い展開のバスケで相手を圧倒した女子の北星小ミニバス同好会。美馬貴良ヘッドコーチ(HC)は「とにかくがむしゃらにやった。練習の成果を全て出せたと思う」と振り返った。
 北星は、オフェンスで速攻を多用し、ディフェンスでは迅速なチェックで相手を徹底してマークした。主将の山口陽愛(6年)は「オフェンスとディフェンスを全力でできた。みんな声を出してコミュニケーションもしっかりできていた」と胸を張った。側瀬結香(同)も「よく走れていた。全道大会でもベストを尽くしたい」と話した。
 美馬HCは就任3年目。6年生の選手とチームをつくり上げてきた。「チーム全体の気迫あるプレーがたくさん見られた。今までやってきたことが結果につながりよかった」と感慨深げに語った。

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