市立中央図書館で源氏物語の魅力解説―苫駒大・林教授迎えセミナー

市立中央図書館で源氏物語の魅力解説―苫駒大・林教授迎えセミナー
紫式部の掛け軸について説明する林さん

 苫小牧市立中央図書館は17日、同館2階講堂で文化セミナー「源氏物語はなぜ読み継がれるのか」を開催した。市民ら約60人が、苫小牧駒沢大学客員教授の林晃平さん(65)から紫式部が書いた源氏物語の魅力について学んだ。

 市民の文学愛好団体で市文化交流センターを拠点に源氏物語を読み解く活動をしている源氏の会(山上正一代表)との共催。

 林さんは、自身が所有する紫式部の描かれた掛け軸を会場で披露。「これは石山寺(滋賀県大津市)で湖に映った十五夜の月を見ながら源氏物語を書いた、との有名な伝説に基づいて描かれている」と解説。「われわれは源氏物語を知っているつもりになっているが、実際には読んでいない人の方が多い」として、最近の高校の授業では源氏物語など大学受験に必要がない古典の授業が軽視されていることを伝え、状況を嘆いた。

 それでも作品が成立した約1000年前から読み継がれており、理由の一つに分かりづらい言葉を易しく解説した注釈書が昔から数多く出ていることを挙げ、「平安時代のイメージを把握することができる」と説明した。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る