カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致を目指す苫小牧統合型リゾート推進協議会は19日から23日までの日程で、シンガポールのIR現地視察を初めて行った。22日にはIR施設「マリーナベイ・サンズ」を初めて訪れ、参加した企業関係者ら約30人が巨大なリゾート施設見学を通じて苫小牧誘致に向けた情報を収集した。
一行は滞在中、複数の関連施設を訪問。22日には海外ポートセールスでマレーシアなどに滞在していた岩倉博文苫小牧市長らも合流した。
同IRは米国の運営会社ラスベガス・サンズが5600億円を投じ、2011年に開業。3棟のタワーホテル(計2560室)の屋上に広大なプールや展望台を設けているほか、ショッピングモールやレストラン、ミュージアム、国際会議場、カジノなどを併設している。
一行は同社担当者の案内で施設内を視察。従業員数は約1万人で、仕入れ先の大半が地元企業であること、収益の7割がカジノ部門などの説明を受けた。施設内では会議やイベントが毎日行われ、ビジネス客や家族連れの観光客などでにぎわっているといい、新しいホテルの建設も計画しているという。
視察の参加者からは「ショッピングや飲食だけでたっぷり遊べる」「施設が広くて桁違い。カジノがどこにあるか迷う」などの感想が出た。
石森亮運営委員長は「自然や街並みと調和した施設で、空港からのアクセスも良い。苫小牧にIRの誘致が決まった場合、シンガポールに学ぶべき点は多く、参入事業者とIRを通じたまちづくりを共に考えたい」と話した。
















