苫小牧市などで活動した6人組の歌謡グループ「リビエラ」の元メンバー、新岡賢治さん(74)=苫小牧市寿町在住=は、40年ほど前のデビュー曲で千歳川への思いを歌った「千歳川ブルース」を、福祉施設などを訪れてボランティアで歌うことを希望している。妻の死や自身の手術経験を踏まえ「声が出るうちに歌いたい」と意欲を見せる。
新岡さんは1945年1月、美唄町(現美唄市)で生まれた。中学卒業後、洞爺湖町のすし店で職人として修業し、19歳のころ、友人を頼って苫小牧市内のすし店の職人となった。だが、幼少時から歌が大好きで、歌手を目指してバンドを結成。ボーカルとして市内のディスコやダンスホールで歌う日々を過ごした。
リビエラには75年ごろ、メンバーに誘われて加入。市内を拠点に活動していたところ、メンバーのつてなどにより、80年にレコード会社から「千歳川ブルース」でデビューした。当時について新岡さんは「みんなお金がなく、資金集めに苦労した。東京で録音したが、何度も失敗した」と振り返る。
制作したレコードは3000枚が完売し、有線放送で繰り返しリクエストされた。千歳市内のイベントや結婚式で演奏する機会が増え、テレビ番組にも出演した。
グループでの活動が続いたが、新岡さんは妻美代子さんと飲食店を開業するため、85年にリビエラを脱退した。経営は市内で複数の店舗を構えるほど順調だったが、美代子さんが2010年に67歳で他界。自身も体調不良になって店を閉店し、その後、脳内に血腫ができて手術を2回受けた。
体調は回復したが、近年、リビエラのメンバーの訃報も聞くようになり「生きているうちに千歳川ブルースを歌って広めたい」と強い思いが湧き上がるようになった。
飲食店の閉店後、高齢者施設やグループホームを慰問したことはあるが、現在は自動車を運転しないため、移動の足を確保できる場所で活動を希望する。最近はカラオケで歌われる機会もあり「どこででも歌っていきたい」と話している。
ボランティア歌唱に関する問い合わせは新岡さん 携帯電話090(2873)8466。
















