苫小牧市が策定作業を進めていた新たな地域情報化計画の素案が公表された。市の最上位計画に当たる総合計画の中で、ICT(情報通信技術)分野に関する実現目標に位置付けられている。AI(人工知能)などの最新テクノロジーを用いた効率化や利便性向上、セキュリティー強化―といった20事業を盛り込んだ。市民への意見公募は12月23日まで。
新計画は2020年度から5カ年が実施期間。現行計画で定めた▽簡単・便利な市民サービスの拡充▽スリムで信頼されるシステムの実現▽安心・安全なシステムづくり―の三つの基本目標を継承する考え。官民データ活用推進基本法に基づき、自由な複製や加工、頒布が可能な「オープンデータ」として活用する新たな試みも加えた。
また、今年度から始まった働き方改革を踏まえ、AI技術などを用いた単純作業を自動化する「RPA(ロボットによる業務自動化)」の可能性も探る。タブレット端末を使った福祉サービスの向上や外国人の救急対応に向けた翻訳機能導入などのICTサービスも推進する。
セキュリティー対策は、行政データを遠隔地でバックアップする研究、防災・減災対策強化などを視野に入れる。担当者は「時代に応じた柔軟な対応も意識したい」としている。
同計画は02年の策定以降、随時見直しを進めている。現行計画は14年度からスタートし、今年度までに全18事業のうちの17事業に着手。1事業は費用対効果が見込めないため中止している。
計画などに関する問い合わせなどは市情報推進課 電話0144(32)6196。
















