苫小牧工業高等専門学校専攻科の学生2人が、シミュレーション研究に関する国際会議(5~7日、宮崎県)のポスターセッションで優秀な発表をした学生に贈られる「スチューデント・ポスター・プレゼンテーションアワード」を受賞した。A0判ポスターに研究成果をまとめ、英語で研究者らにプレゼンテーションした2人は「大きな自信になった」と笑顔だ。
2人は専攻科電子・生産システム工学専攻2年の池田一樹さん(22)、岡翔平さん(21)。日本シミュレーション学会主催の国際会議(JSST2019)で会場を訪れた研究者ら約100人を前に約1時間、ポスターセッションを実施した。
全国各地の学生・大学院生34人が発表する中、2人を含む13人が「スチューデント・ポスター・プレゼンテーションアワード」を受けた。
2人はいずれもパソコンでシミュレーションした研究の概要などを英文のポスターにまとめた。
池田さんの研究はイオンの移動度を測定し、ガス分析装置の開発に役立てる内容。酸素ガス内でイオンが移動する「ドリフト」と呼ばれる状況下で、イオンの反応を計算式などに基づいてはじき出し、実際の実験結果と比較してグラフなどで示した。
岡さんは、電動車いすの先導ロボット開発がテーマ。利用者が目的地まで安全にたどり着けるよう、「仮想ポテンシャル法」という考え方に基づき、ロボットが目的地に向かう力、障害物などを避ける力をシミュレーションソフトで検証した。交差点に差し掛かるたびに減速、停止する動作を確認するなどし、問題を一つずつ解決する過程もまとめた。
2年連続で同賞を獲得した池田さんは「ポスターをパッと見てもらうだけでは分からないと思ったので、会場にいる人に積極的に声掛けし、説明した」と回顧。来春の就職が内定しており、「受賞で自信がついた。プレゼン能力は就職してからも役立つ」と力を込めた。
初参加の岡さんは「緊張せずに落ち着いてプレゼンし、新しいロボットの必要性などを多くの人に伝えることができた」と笑顔。学びを深めるべく進学予定で「経験を糧にしたい」と語った。
















