苫小牧商工会議所などが主催する事業承継セミナーがこのほど、苫小牧経済センターで開かれた。北海道事業引継ぎ支援センターの新宮隆太統括責任者補佐が講演し、「中小企業の人手不足は深刻。事業継承でM&A(合併・吸収)は一般的になる」と指摘。地元企業の経営者ら約20人が熱心に耳を傾けた。
新宮さんによると、20年前の中小企業の事業承継は親族内承継が約9割で、現在は親族外以外への承継が6割。役員や従業員、第三者など非親族への事業承継が主流になっているとし、譲渡と譲受の双方にメリットがある形でM&Aを行うよう説明。「人材確保やノウハウの伝承だけではなく、相乗効果で1+1が2以上になる」とした。
大企業のM&Aと異なる点で「中小企業のM&Aは会社の結婚に当たる。相思相愛で歩み寄り、友好的でないと成立しない」とし、企業を買うことは雇用を守り、歴史をつなぐことと訴えた。
















