鈴木直道知事が29日、道議会本会議で今回のIR認定申請を見送る方針を正式に示したことで、優先候補地とされた苫小牧の関係者の間には衝撃が広がった。
IRを中核とした国際リゾート構想を掲げる苫小牧市の岩倉博文市長は同日、記者会見で「残念だ」と悔しさをにじませた。市にとっては10月の市議会臨時会で補正予算を確保し、候補予定地を含む環境影響調査を始めていた矢先で「どうしてなのか」と疑問も。ただ、同構想は「IRのみではない」とし、事業は進める意向。早期に道と協議する考えも示した。
また、苫小牧市議会の金沢俊議長は「賛否があった中で議会として『推進してほしい』と決議した。その通りにはならず非常に残念」と肩を落としつつ、「苫小牧市議会として議論し、意見を形成し、やれる範囲内でやった」と強調した。
苫小牧商工会議所(宮本知治会頭)と苫小牧統合型リゾート推進協議会(藤田博章会長)は「大きな失意を感じる。非常に残念だがIRを断念したという認識はない。緩めることなく挑戦し続けたい」と合同声明を発表した。
反対を訴えてきたカジノ(賭博場)誘致に反対する苫小牧市民の会の篠原昌彦共同代表は、「道民の命と暮らし、ウトナイ湖周辺の湿地、自然環境が守られることになってうれしい。賢明な判断と歓迎している」と述べた。
















