カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致見送りを表明した鈴木直道知事は29日夕、定例道議会終了後に記者団の取材に応じ、「北海道らしい、自然との共生のIRを進めることにおいて、候補地(苫小牧市植苗地区)は貴重な動植物も確認される可能性が高い」と強調し、「区域認定申請期限(2021年7月)までに、(自然環境への影響を)払拭(ふっしょく)することが難しいということで、今回は見送るという判断をした」と理由を改めて説明した。
鈴木知事は4月に就任以来、「前知事(高橋はるみ氏)が4月に出された『IRに関する基本的な考え方』をベースに、さまざまな道民の懸念される諸課題について、われわれとしても確認してきた」と述べた。IRに関して知事自身の思いについては「私はまさに熟慮を重ねた結果、誘致に挑戦をするべきだという結論に至っていた」と無念さもにじませた。
今後については「今回の申請は見送ったが、あらゆる可能性を考えながら、再度挑戦したい。そこに向かって所要の準備を進めていく」と述べ、IR整備法に基づき約10年後とみられる次回申請への意欲も示した。
2次申請へ向け、知事は「北海道らしいIRということで、規模の問題とか、事業の継続性とかいろいろな意見がある」と指摘。「そうしたものを、国に対して提案していくことも必要になるのではないか」と語った。
















