苫小牧コンテナ検査センター 8年ぶり検査機器更新、年末特別警戒にも活用

コンテナを検査する大型エックス線検査装置

 函館税関は、苫小牧コンテナ検査センター(苫小牧市入船町)の大型エックス線検査装置を8年ぶりに更新し、検査手順の簡略化でよりスムーズな検査が可能となった。師走の繁忙期を迎え、同税関は4日から13日まで年末特別警戒を実施。苫小牧税関支署は検査センター機能をフル活用し、苫小牧港での不正薬物や銃器などの密輸阻止に向けて取り締まりを強化する。

 同センターは、鉄筋造り一部2階建て延べ約1800平方メートル。トレーラーが輸出入するコンテナを積んだまま検査装置に入り、運転手が降りた後にエックス線で透視し検査できる。検査時間は最短10分で済み、同支署職員が画像を解析の上、不審な貨物がないかチェックする。

 2004年3月から稼働、今年2~8月に2回目の更新作業を行い、年末特別警戒を控えた11月27日に報道陣に公開した。新装置はトラック車両を検査装置にセッティングする際、前輪を持ち上げる必要がなくなり簡素化されたほか、検査手順も簡単になった。現在1日20件前後のコンテナや重機などを検査している。

 北海道と北東北3県をエリアとする函館税関で、今年1月から10月までに摘発した関税法違反事件は14件(覚せい剤7件、大麻6件、指定薬物1件)で前年同期比3件増。新千歳空港や青森空港で大口の密輸事件を摘発した。同支署管内での摘発はないという。

 年末特別警戒がスタートした4日、函館税関の佐藤英雄調査部長が検査センターを訪れ、同支署職員ら16人に訓示、激励した。白石典久支署長は「年間1000隻の外国貿易船が出入りする苫小牧港では機器更新した検査センターを最大限活用し、年末特別警戒に当たりたい」としている。

 同税関では密輸に関する情報提供を市民に求めている。連絡先は「密輸ダイヤル」フリーダイヤル(0120)461961(24時間受け付け)。

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