北海道胆振地区パークゴルフ協会連合会がこのほど、苫小牧市糸井の糸井の森パークゴルフで新ルール講習会を開いた。西は豊浦町から、東はむかわ町まで所属12協会の競技指導員ら約50人が参加。2010年以来9年ぶりに大幅改訂が決まった競技ルールへの理解を深めた。
会では柿崎鉄夫、宮尾正信ら3人の主任指導員がスクリーンを使用した座学とコース上での実地講習を展開した。
主な改訂点は、2打目以降のボールはマークをした後に取り上げて拭くことが可能になったほか、スイング中に樹木、OB杭(くい)、ネットなど動かせない障害物に触れるとペナルティーとして2打加算などがある。カジュアルウオーターにおけるプレースの変更についても、青色のビニールシートを水たまりに見立てて詳細な説明がされていた。
「今まではボールが汚れても拭くことはできず、困ることが多かった。パークゴルフがより優しくなる改訂」と柿崎主任指導員は言う。一方で、2打目以降のボールをマーク場所へ正確に元に戻す、障害物へのクラブ接触の基準など、難しい判断が必要になる場面も大いにあり得るよう。
施行は来年4月1日から。今後は各所属協会主導でさらに愛好者の末端にまで新ルールを落とし込んでいく。「課題は当然出てくると思う。(作成した)日本協会にも判断を仰ぎながら、いち早く浸透させていきたい」と柿崎主任指導員は話した。

















