北海道電力は、厚真町の苫東厚真発電所4号機に情報通信技術(ICT)を用いた新しい保守管理システムを導入した。ボイラー内の温度計を5倍に増やし、3D画像で運転状態を把握することで、異常な高温の発生などに備えた監視体制を強化する。
4号機のボイラーは8000本以上の配管で構成。温度計の数を125カ所から613カ所まで5倍に増やし、ボイラーの温度を徹底管理。配管の異常温度部分を特定しやすくし、監視や保守の精度向上を図った。パソコン画面で配管の温度分布を3D画像で表示でき、視認性も向上。蓄積した温度データを解析し、ボイラー設備の寿命を計算できるようになった。保守記録のデータベース化で、中長期的な保守計画の立案にも活用する。
2日から導入している北電は「基幹発電所としてトラブルを未然に防ぎたい」としている。2号機には来年度中に導入する予定。
同発電所は1980年に稼働。道内で石炭や石油を燃料とした火力発電所5カ所の中で最も出力が高いため、泊原発(後志管内泊村)の停止が2012年から続く中、中核的な発電所に位置付けられている。
















