2カ月連続の悪化 11月の道内 企業景気DI 小売業に消費増税影響 帝国データ札支店

2カ月連続の悪化 11月の道内 企業景気DI 小売業に消費増税影響 帝国データ札支店

 帝国データバンク札幌支店が発表した11月の景気動向調査によると、道内企業の景気DI(「良い」と答えた企業の割合から「悪い」と回答した割合を差し引いた指標)は前月比0・7ポイント減の45・0となり、2カ月連続で悪化した。ただ、全国平均DI(43・6)よりは1・4ポイント高く、5カ月連続で上回った。

 規模別の景気DIは、大企業が前月比0・1ポイント減の45・6と2カ月連続で悪化。中小企業も0・8ポイント減の44・9と2カ月連続で悪化。中小企業のうち、小規模企業も0・7ポイント減の47・9となり、3カ月連続の悪化となった。大企業と中小企業の格差は前月のゼロから、0・7に拡大した。

 業界別の景気DIでは、9業界のうち、金融と運輸・倉庫の2業界が前月比で改善。特に金融は2・3ポイント増の57・1となり、2カ月ぶりに改善。運輸・倉庫も0・7ポイント増の48・9となり、3カ月連続で改善している。

 一方、農・林・水産、建設、不動産、製造、卸売、小売、サービスの7業界は前月比で悪化。消費税増税の影響を受けた小売は1・9ポイント減の36・0と2カ月連続で悪化し、景気DI数値は9業界で最低に。農・林・水産も2・1ポイント減の40・3となり、3カ月ぶりに悪化。建設も0・3ポイント減の52・2で、2カ月連続の悪化となった。

 今後の景気DI見通しでは、「3カ月後」が43・5(前月調査45・2)、「6カ月後」が44・3(同44・3)、「1年後」が44・3(同44・6)で、「3カ月後」と「1年後」は10月調査を下回った。

 同支店では「韓国などインバウンド(訪日外国人旅行者)の減少や、キャッシュレス決済のポイント還元終了後、東京五輪終了後の景気後退を指摘する声が業界を問わず寄せられている」と説明。先行きについて「不透明な状態が続いている」と指摘している。

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