有明町の沿岸 座礁台船、あすにも撤去 油漏れは確認されず

有明町の沿岸 座礁台船、あすにも撤去 油漏れは確認されず
撤去に向けた準備が進む台船=苫小牧市有明町2

 苫小牧市有明町2の護岸に強風で座礁した作業台船の撤去が、10日午前にも行われる見通しとなった。11月14日未明に座礁してから市内沿岸はしけの日が多く、調査や撤去作業が思うように進まず、同月26日からえい航に向けた準備を本格化させていた。

 台船は11月14日未明、苫小牧港・西港口から約4・3キロ沖合で引き船のえい航ロープが切れ、護岸に漂流後、座礁。台船は全長33メートル、幅15メートルで、ショベルカー2台を固定して載せていた。事故当時、海上では最大瞬間風速16メートルのやや強い風が吹いていた。

 台船の撤去は引き船を運航する兵庫県の造船会社と、台船を所有する函館の建設会社が連携して実施する。台船が波で流されないよう係留ロープで固定した上、作業員が24時間態勢で監視。ダイバーが潜水して船の損傷を調べるなど作業を進めてきた。

 台船の一部は海底に沈んでおり、えい航する際に海底を引きずらないようコンプレッサーで台船の底に空気を送って浮かせる予定。準備作業は9日までにおおむね完了しており、10日朝にも現場から撤去する。

 ショベルカー2台には軽油4・3キロリットル積んでいたが苫小牧海上保安署によると、油漏れは確認されていないという。

 苫小牧沿岸はホッキ貝の漁場となっているが現場付近は夏期の漁場で、苫小牧漁業協同組合は「撤去作業に伴う漁への大きな影響はない」とみている。

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