トヨタ北海道 新型CVTの生産増強、10月から増設ライン稼働

トヨタ北海道 新型CVTの生産増強、10月から増設ライン稼働
10月から増産しているダイレクトシフトCVT

 北海道のものづくり企業の最大手、トヨタ自動車北海道(北條康夫社長)が無段階変速機「ダイレクトシフトCVT」の生産を増強している。10月に生産ラインを1本増設して2本とし、月産の常時能力も倍増の4万台に。従業員数も直近1年間で約200人増えたといい、現在は3400人弱態勢を敷いている。

 ダイレクトシフトCVT(以下新型CVT)は、トヨタグループの「もっといいクルマづくり」の構造改革、トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー(TNGA)に対応した新たな主力部品。C―HR、RAV4、カローラの3車種に搭載している。従来のCVTと比べて低速域の伝達効率を大幅に改善し、より優れた走りや燃費性能を実現したという。

 同社の第1工場内で昨年5月、新型CVTの生産をスタート。ライン1本を従業員200人超、昼夜2交代制の月産2万台ペースで部品を製造してきた。今年10月7日に第4工場内で2本目のラインが稼働を始め、月産で倍増の4万台ペースになった。主力のCVTが従来型から新型へと過渡期を迎える中、同社は増産基調を堅持しながらラインや生産数を増やし、雇用の拡大にもつなげている。

 同社は新型CVTに力を入れる背景を踏まえ、一般公開する見学ラインを来年4月にも新型CVTに取り入れる方針。12月から来年3月まで見学の受け入れを一時中断し、新たな見学ラインを設けるため準備する。同社は苫小牧や札幌、千歳などの小学生を中心に、年間約8000人の工場見学を受け入れている。来春にもフル稼働する新型CVTを、一般市民が目の当たりにできそうだ。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る