中学生フットサル、ASC北海道のU―15が来年1月、三重県で開かれるJFA第25回全日本U―15フットサル選手権大会に3年ぶりに出場する。チーム初優勝を懸けて大舞台に挑む。
7、8の両日、江別市野幌で行われた北海道代表決定戦の決勝で、札幌のSSS(スリーエス)ジュニアユースと激突。PK戦までもつれる激戦となり惜しくも敗れたものの、上位2チームに与えられる全日本の出場切符は手に入れた。
大会には全国各地から16チームが出場。トーナメント戦などで競う。ASCは過去、全日本に2016、17年と2年連続で出場した。2年とも決勝進出を果たしながら全国制覇を逃してきた。「今年こそ優勝したい」と悲願達成へチームの士気は最高潮だ。
個の打開力とフィジカルの高さがチーム全体の強さにつながっているのがASCの特徴。組織的なディフェンスを起点とした試合展開も得意だ。徳田恒徳監督は「全日本に向けてクオリティーを高めていきたい。1月まで時間は限られているが、守備から攻撃に転じる連携を確かなものにしていきたい」と語った。
チームの要は主将の畠山音輝(青翔中3年)と金田幸樹(勇払中3年)。畠山は主将として積極的に声を出してチームをまとめる。金田は的確なパスでピッチをコントロール。ドリブルでの突破力もあり、自分で得点を奪うこともある。畠山は「決定力不足が今の課題。『ワンチーム』で攻めて得点を重ねたい」と意気込みを語った。
悲願の日本一が期待される。徳田監督は「3年前の悔しさをばねに、何としても優勝を物にしたい」とリベンジを誓っている。




















