苫小牧市立中央図書館は、市内7カ所の図書コーナーとの合計で50万冊を超える蔵書の点検作業を終え、今年度、行方の分からなくなった「不明図書」は359冊だったと公表した。不明図書は近年、減少傾向にあったが前年度よりも52冊増えており、同館は「書籍は市民共有の財産。適切な利用を」と呼び掛けている。
蔵書点検は毎年8~10月に実施。予約、貸し出し中のものを除く図書の管理バーコードを読み込んで行う。
不明図書が発生した場所の内訳を見ると、中央図書館が304冊(前年度比43冊増)と約8割を占めた。図書コーナーは、住吉コミュニティセンター16冊(同12冊増)、豊川コミュニティセンター13冊(同3冊減)、のぞみコミュニティセンター8冊(同10冊減)、沼ノ端コミュニティセンター7冊(同2冊増)、植苗ファミリーセンター3冊(同3冊増)、勇払公民館が1冊(同2冊減)。昨年10月にオープンした沼ノ端交流センターは7冊だった。
蔵書数に占める不明率は全体の0・07%。今年は小説や実用書などが目立った。
同館によると、過去5年の不明図書は2015年度431冊、16年度391冊、17年度388冊、18年度307冊、19年度359冊と推移。最も多かった5年前に比べると、70冊ほど減っている。
不明図書は点検から、3年が経過しても見つからない場合、除籍されるがその後に返却される場合もある。同館は「利用者がカウンターでの貸し出し手続きを忘れ、持ち出してしまったケースもある」と分析する。
上田愛副館長は「図書は次の世代にも残していかなければならない市民共有の財産。大切に利用してほしい」と呼び掛けている。
















