後志管内余市町の北星学園余市高校で、中退や不登校を経験した生徒らと向き合い、「ヤンキー先生」と呼ばれた元高校教諭の義家弘介法務副大臣が13日、北海少年院=千歳市大和=で講演した。同院や女子少年院の紫明女子学院の在院者31人に、「等身大の自分を認め、踏み出した先には夢が必ず待っている」と呼び掛けた。
義家氏は暴力事件により高校を退学したが、1988年に余市町の私立高校に編入。町内の川で傷つきながらも遡上(そじょう)するサケの姿に感銘を受け、「必死に生きてみようと考えた」と振り返った。高校在学中や卒業後にも当時の担任の熱意や優しさに触れ、「母校の先生になって恩返しの旅をスタートさせよう」と教師を目指した経緯を語った。
在院者に「われわれは、人にはない荷物を背負っている」とし、「苦しい荷物を背負っても、歩いていける自分や誰かを守る力を手に入れるために成長しなければならない」と訴えた。
在院者の代表が「かなえたい夢を諦めかけていたが、必死に頑張っていこうと思った」と謝辞を述べ、「同じ過ちを繰り返さず、社会で成功していきたい」と誓った。
現場主義を掲げる義家氏は、同省の大臣や副大臣として、初となる少年院での講演を11月から行っている。北海少年院は東京都八王子市の多摩少年院に続き、2カ所目となる。
講演後に記者団の取材に応じ、「(在院者の中に)メモを取って聞く子もいた。今後も応援したい」と目を細めた。少年法の対象年齢を18歳未満に引き下げるべきかの議論については、「現場を巻き込んだ議論や国会審議をするべきだ」と話した。
















