小樽市市内でこのほど開かれた、第5回小樽うしおライオンズクラブジュニア空手道選手権大会第11回リアルファイティングKARATEトーナメントで、苫小牧市内の空手道場、修武會の中村太政(錦岡小4年)と妹・日南(同2年)がそれぞれ準優勝を果たした。
大会は小樽うしおライオンズクラブなど主催。全道各地から200人以上の選手が参加し、部門別にトーナメントやリーグ戦で競った。
太政は11人が参加したトーナメントの小学4年男子Bで決勝まで順当に勝ち上がった。2回戦は自身より体格が上回る渡辺琥太郎(真結氣)に隙を突いた上段蹴りで勝利。だが決勝では対戦経験のある久保圭吾(今井道場)に敗れた。太政は「前回より力が強かった。相手に押され、後ろに下がってしまった」と敗因を語った。
それでも指導する樋口昭仁代表は「積極的に前に出て組み手ができていた」と評価。「これをばねにさらなるモチベーションにつなげてほしい」と背中を押した。
日南は小学2・3年女子Aに出場した。1回戦の高畠嶺花(極真会館本間道場)には突きで押し、相手をコート外に押し出す勢いで圧勝した。日南は「自分から突きや上段蹴りを積極的に打てた」と手応えを語った。
決勝では同會本部道場の阿部りなに判定で惜しくも敗れた。ただ、ガードが下がっていたところに上段蹴りを打たれ、課題も見えた。日南は「蹴りを受けないようにガードをしっかりしたい。体力的にきつかったのでスタミナを付けたい」と今後の強化ポイントを上げた。
樋口代表は「突きがしっかり打てていた。今後の成長にも期待したい」と言い、きょうだいで切磋琢磨(せっさたくま)して力を付けてほしいと話した。

















