■桶谷優太(1年)=八雲落部中卒
10月の全道駅伝で登録10人に入りながらも、最終的に区間走者にはなれかった。選手選考の3000メートルタイムトライアルで9分7秒。同級の藤本雄大に6秒差で敗れたのが大きかった。
入学当初は「下から数えた方が早かった」と振り返るほど、日々の練習に付いていくのがやっと。それが徐々に走力を付け、7人の区間走者圏内にたどり着いた手応えはあった。それだけに「悔しかった」と振り返る。
全道後から度重なるけがに苦しむも、今月初旬に「急に痛みが引いた」ことで一気に自信を取り戻しつつある。都大路は昨年テレビ放送で観戦した。「次元が違う」と表現する舞台を駆ける姿を想像する。区間ごとに設定された「タイム通りに走れるようにしたい」と意気込む。
■下山立眞(1年)=遠軽中卒
小学4年からバスケットボールを志してきた。中学時代は、校内マラソン大会男子7キロで毎年入賞。3年時には陸上部員らを抑えて優勝するほどの脚力の持ち主だったが、地元の高校でバスケットを続けるつもりだった。
昨秋、小樽市内で開かれた長距離記録会男子3000メートルCクラスに出場。道栄や札幌山の手といった高校生を抑え、トップでゴールした。レース後、道栄の櫻庭洋樹部長から声を掛けられたことが、転機になった。
今年6月の男鹿駅伝(秋田県)で6区を担うなど、早い段階から高校駅伝の経験を積んでいる。トラック5000メートルの持ちタイムは登録10人中最下位。他選手との「実力差はまだ大きい」と言うが、伸びしろも大きい。「人一倍努力することを忘れず、できることはすべてやりたい」と一発逆転を狙う。




















