苫小牧出身映画監督 藤沢佳恵さん 22日、短編映画の上映会 自己紹介や質疑応答も

苫小牧出身映画監督 藤沢佳恵さん 22日、短編映画の上映会 自己紹介や質疑応答も
ポスターを手にPRする藤沢さん

 苫小牧市出身の映画監督、藤沢佳恵(かえ)さんは22日、市文化会館で、初監督した短編映画「ララバイ(子守歌)」の上映会を開く。ならず者扱いされたり、ホームレスとなって「社会の下層を生きる人たち」の苦しみや葛藤を描く16分間のサスペンススリラー。今月6~12日、ロサンゼルス市で開かれたカルバー・シティー映画祭で最優秀短編サスペンス賞を獲得した力作だ。同日は午後に2回上映し、自己紹介や質疑応答の時間も設けるという。

 藤沢さんは苫小牧東小、東中、東高、東京女子大を卒業後、2001年に渡米。16年にニューヨーク市立大で音楽学博士号を取得した。

 16年から1年間、メトロポリタン・オペラ資料室に勤務。舞台芸術創作への興味を募らせて17年にニューヨーク市内の演劇学校に通い、舞台演出などを学んだ。

 短編映画「ララバイ」は、藤沢さんが手掛けた舞台用脚本の一つで、演劇学校で共に学び、本編で主演も務めるニコール・グットさんと昨年末から今年初めにかけて映画用シナリオに仕立て直した。2月に撮影を開始し、9月に完成させた。

 映画には、経済格差の広がりなどで生活苦にあえぐ元歌手の女性や不遇をかこつ男たちが登場。藤沢さんは「人生の転落や社会の不条理は誰の身にも起こり得る。鑑賞を通して自分のこととして考えるきっかけとしてもらえたら」と語る。

 長編映画化の準備も進めている。インターネットで支援金を募る「クラウドファンディング(CF)」などで資金を集めながら来年をめどに脚本を完成させ、撮影に入りたい考え。藤沢さんは「人間の本質、社会の本質に迫るテーマで米国だけでなく、世界各地で映像や舞台作品を手掛けていきたい。上映会でたくさんの意見をもらえれば」と話す。

 上映会は参加無料。当日は4階第3研修室で午後2時半からと同4時からの2回上映する。予約不要。

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