駆け込み需要は27・8% 消費税増税の道内企業調査 反動減 6割弱「なし」 帝国データ札支店

駆け込み需要は27・8% 消費税増税の道内企業調査 反動減 6割弱「なし」 帝国データ札支店

 10月の消費税増税前の駆け込み需要が「あった」とする道内企業は3割弱にとどまったことが、帝国データバンク札幌支店の調査で分かった。一方、駆け込み需要の反動減も「ない」と回答した企業が全体の6割弱を占めた。

 調査は10月17~31日に実施。道内企業1126社を対象とし、510社から回答を得た(回答率45・3%)。

 消費税率引き上げ前の駆け込み需要の有無については、「あった」と回答した企業は27・8%にとどまり、65・9%が「なかった」と回答。駆け込み需要があった企業の業界別では、「小売」が58・6%でトップ。これに「卸売」(40・8%)、「運輸・倉庫」(25%)、「サービス」(23・8%)、「建設」(23・6%)と続いた。一方、「金融」(14・3%)、「不動産」(16%)、「製造」(16・1%)、「農・林・水産」(18・2%)の4業界は1割台で、恩恵を受けた業界とそうでない業界との差が表れた。

 消費税増税後の需要の反動減については、「ある」と回答した企業は2割弱(19・8%)で、「ない」が58%を占めた。反動減はあると回答した企業の業界別では、「小売」が51・7%で最も高い。以下、「卸売」(36%)、「運輸・倉庫」(21・4%)の順。

 企業からは「前回のような大幅な駆け込み・反動減は見られない。ポイント還元制度や軽減税率の影響が考えられる」(小売業)といった意見が聞かれた。

 同支店では「軽減税率制度など政府が進める景気への悪影響を抑制する各種軽減措置が奏功している様子もうかがえる」と分析。ただ、今後については「季節消費の増加が見込まれる年末年始を控える中で、影響がどの程度及ぶのか注視する必要がある」と指摘している。

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