鈴木知事 就任後初 政治資金パーティー IR誘致見送り判断説明

鈴木知事 就任後初 政治資金パーティー IR誘致見送り判断説明
IR誘致への挑戦を継続する姿勢を示した鈴木知事=19日午後7時ごろ、札幌プリンスホテル

 鈴木直道知事の政経セミナーが19日、札幌市内のホテルで開かれた。鈴木知事は今回の誘致申請を見送ったIR(カジノを含む統合型リゾート施設)の判断理由を説明した上で、「IRは北海道のピンチをチャンスに変える原動力になる。来たるべき時を見据えて、挑戦の準備を進めさせていただきたい」と述べ、再挑戦への意欲を示した。

 4月の知事就任以降、初の政治資金パーティーで、後援会「活力あふれる北海道の未来を実現する会」(似鳥昭雄会長)が主催。約1200人(主催者発表)の支持者が詰め掛けた。

 来賓の北海道経済連合会(道経連)の真弓明彦会長は、あいさつでIR誘致見送り判断に触れ「大いに落胆し、残念な思いをした」と感想を述べ、「来たるべき時には英断を」と知事に求めた。

 鈴木知事は「北海道・新時代の創造」をテーマに講演。▽IR▽2030年度までのロードマップ▽ほっかいどう応援団会議―の3点を軸に語った。

 IRに関しては「優先候補地の苫小牧市植苗地区は北海道にふさわしい自然共生型のIRが実現できる可能性が大きい」と指摘。ただ、「一方で希少な動植物の生息地域で環境アセスメントに3年程度かかる」と国の区域認定申請期限(21年7月)を踏まえると、「自然環境への配慮が不透明な状況で申請しなければならない。苦渋の選択だった」と誘致を見送った理由を説明した。

 だが、IRは「インバウンド(訪日外国人観光者)や交流人口の増加、民間投資の拡大など本道経済を押し上げる」と強調。今後、10年間の北海道のプロジェクトの中でも「大きな可能性がある」との認識を示し、「来たるべき時期は現時点では定かではないが、誘致に挑戦を続けていくことに理解と協力をいただきたい」と訴えた。

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