苫小牧市立中央図書館(富田歩美館長)で3日、釧路市出身の直木賞作家桜木紫乃さんのトークライブ「言葉で元気になりた~い。」が開かれた。同館の文化セミナーの一環で、満員の約80人が来場し、桜木さんとフリーアナウンサー大津洋子さんの軽快な掛け合いを楽しんだ。
桜木さんは最新作が出版されるたび「自分の物差しで出した答えを世に問うのがこんなに怖いものかと思う」と告白。新人賞受賞時に取材に来た新聞記者がその後も活動を見守り続けてくれたエピソードに触れ、「一緒に喜んでくれる人がいるだけで、頑張れる」と振り返った。
質疑応答で、「本の感想を述べるのが苦手」という人に対し「面白かっただけでは伝わらないが具体的に誰かに伝えようと思ったら、(言葉は)浮かぶ」と助言。また、「元気をもらう」という表現について「もらったものは、自分の手から離れていく。自分の中から出したものは引っ込んでもまた出せる。(元気は)もらわないで、出せばよい」と語った。
市内新中野町の加嶋正弘さん(77)は「ざっくばらんにいろんなことを話してくれて、とても楽しかった」と喜んでいた。
















