苫小牧市図書館協議会の臨時会が19日、市立中央図書館で開かれ、市教育委員会が「苫小牧市図書館蔵書整備計画(仮称)案」を示した。出席した委員7人が同計画案について説明を受けた。
同計画は、蔵書を計画的に形成、維持していくことを目標に初めて策定される。図書館を市民の知的源泉として、地域文化を支える資料や情報を収集、提供、保存していき、課題解決支援サービスを実現するのが狙い。
蔵書は従来、同館の資料収集要綱や基準、市立資料除籍基準などに基づいて整備されてきた。同計画は来年度から10年間の実施を予定し、社会情勢の変化などで必要が生じれば見直しもしていく。
基本方針は「魅力ある蔵書の構築」「地域の情報拠点としての蔵書の構築」「すべての市民の多様な情報活用を支援する蔵書の構築」の3点。電子書籍や視聴覚資料を含めた幅広い資料の収集、地域の読書活動の推進や身近な課題の解決に役立つ蔵書構成を目指す内容になっている。
臨時会で市教委は、書庫が飽和状態となりつつあることにより書籍の収集や除籍基準の見直しが必要なこと、何らかの理由で来館できない市民に向けて非来館型サービスを促進すべきことを、同館利用者の利用状況を分析した資料を基に説明。10年間で蔵書冊数を54万7000冊(2018年度は53万6003冊)、電子書籍の資料冊数を1万5000冊(同7414冊)にするなどの指標も伝え「冊数を増やすだけでなく、内容の充実も図っていく」とした。
委員は「非来館者の声も収集して反映できないか」「図書館の増設は考えていないのか」などの意見を述べていた。
今後、素案に対するパブリックコメント(意見公募)を行い、来年3月までに市教委で成案化し、4月に市議会で報告する。
















