ピアノ調律師の資格を持つ苫小牧高等商業学校の新井定教諭(45)が9、16、23の3日間、生徒にピアノの調律を体験してもらう特別講座を同校で実施した。
新井教諭は19歳の時、調律師養成機関で技術を身に付け、20歳から6年間、調律師として活動。その後教員免許を取得し、現在は同校で「科学と人間生活」の授業を担当している。
講座は、同校が今年初めて行う選択式総合学習の一環で、1~3年の希望者12人が参加。専用の道具「チューニングハンマー」を差し込み、弦の張りを調整する作業にチャレンジした。
一つの鍵盤には3本の弦があり、張りをそろえることで美しい音が出せる。新井教諭は「聴力が必要な難しい作業」と説明。生徒らは鍵盤をたたきながらハンマーを数ミリ単位で回していた。
同校2年の小川真郁さん(16)は軽音楽部でドラムを演奏しており、楽器に興味があって参加。「体験してみると難しく、音を操るには、とても繊細な作業が必要だと分かった」と話した。
















