苫小牧市が次期総合防犯計画(2020~24年度)策定に向けて実施した「安全安心に関する市民意識調査」の結果がまとまった。回答者の過半数が犯罪被害に対する不安感を抱いているとし、9割以上が防犯対策を意識していると回答。地域の防犯活動に、なかなか参加できていない現状なども浮き彫りとなった。
防犯に関する市民の意識を把握する5年ぶりの調査。8月に無作為抽出した18歳以上の市民1300人を対象に実施した。調査票を郵送し、回収する方式で466人から回答を得た。回収率は35・8%。
日常生活を送る中で犯罪被害に遭う不安感を問う項目では「多少感じる」が53・6%、「大いに感じる」は6%で合わせて約6割を占めた。「まったく感じない」は2・1%、「あまり感じない」は35・6%だった。
具体的にどのような犯罪に不安を感じているかの問いでは、多い順に「空き巣などの侵入犯」が18・8%、「車上狙い」が13・7%、「振り込め詐欺など特殊詐欺」が9・4%などとなっている。
不安を感じる場所は「庭や車庫を含む自宅」の29・7%、「道路」の18・6%、「店舗などの駐輪場・駐車場」の13・5%の順に多かった。
地域の安全に対する満足度は「満足」が3・2%、「やや満足」は11・2%で計14・4%。5年前の前回比3・3ポイント減となった。一方、「不満」が2・8%、「やや不満」は13・7%の計16・5%で、こちらも同3・3ポイント下落。「普通」が最多の53%(前回比2ポイント増)を占めた。
防犯対策の意識や取り組みに関する設問では「意識を持って欠かさず取り組む」が44・8%、「意識を持ってある程度取り組む」が48・9%。9割以上が在宅時でも施錠したり、車を離れるときに必ず鍵を掛けるなど簡単にできる対策を日頃から実践しており、「意識していない」は0・6%だった。
一方、防犯グッズの活用については「関心はあるが活用していない」が最多の60・7%。外出の際に携帯する防犯ブザー、自宅の防犯性能を高める補助錠やセンサーライトなどを「積極的に活用している」は4・5%、「少し活用している」は28・5%と、グッズの活用は3分の1程度にとどまった。
地域住民がボランティアで行っている防犯活動については、「活動したことはないが知っている」が最多の73・2%で、「活動が行われていることを知らない」も15・9%。参加する条件は「好きな時間や参加頻度を選べる」が16・5%、「参加の仕方を分かりやすくする」が14・2%と目立った。
市安全安心生活課は「多くの市民の協力が得られ、課題や施策を検討する参考になった。次期計画に生かしたい」としている。



















