北洋銀の経営動向調査 業況「低下に転ずる」 売り上げ、利益とも悪化

北洋銀の経営動向調査 業況「低下に転ずる」 売り上げ、利益とも悪化

 北洋銀行は、2019年10~12月期の道内企業の経営動向調査結果を発表した。全産業の売り上げ判断指数(DI)は前期(19年7~9月期)に比べ8ポイント低下してマイナス11、利益判断指数(DI)も3ポイント低下してマイナス11に。業況は前期の「足踏みが見られる」から、「低下に転じている」としている。

 DIは増加企業の割合から減少企業の割合を引いた数値。調査は昨年11月中旬~12月上旬に、道内企業691社を対象に実施し、380社から回答を得た(回答率55%)。

 売り上げDIの業種別では、食料品と建設業の2産業が前期から改善。木材・木製品、鉄鋼・金属製品・機械、卸売業、小売業、運輸業、ホテル・旅館業の6産業で悪化した。特に建設業は公共工事は横ばいだったが、民間工事が持ち直し、前期比8ポイント上昇して1に。逆にホテル・旅館業の業況は大幅に悪化し、55ポイントも下降してマイナス69と8産業では最も低い水準になった。

 利益DIの業種別では、食料品、建設業、運輸業の3産業が前期から改善。木材・木製品、鉄鋼・金属製品・機械、卸売業、小売業、ホテル・旅館業の5産業が悪化した。特に製菓業や水産加工の業況が堅調だった食料品は8ポイント上昇して3に。逆に消費税増税の影響を受ける小売業は5ポイント下降してマイナス23。ホテル・旅館業は49ポイントも大幅に下降してマイナス63となった。

 全産業の20年1~3月期の見通しでは、売り上げDIは3ポイント低下のマイナス14、利益DIは7ポイント低下のマイナス18を見込む。北洋銀では「業況の低下が続く見通しで、先行きに慎重さが見られる。製造業、非製造業とも売り上げDI、利益DIが低下の見通し」としている。

■道内企業の業況の推移(△はマイナス),利益DI,△11,△8,△8,△11,△18,売り上げDI,△6,△3,△3,△11,△14,調査期間,19年1~3月期,  4~6月期,  7~9月期,  10~12月期,20年1~3月期見通し

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