多幸な年願い祈り 新年伝統儀式「アシリパノミ」―千歳アイヌ協会

多幸な年願い祈り 新年伝統儀式「アシリパノミ」―千歳アイヌ協会
火の神をたたえたアシリパノミ

 千歳アイヌ協会(中村吉雄会長)は12日、千歳市新星の蘭越生活館で新年の伝統儀式「アシリパノミ」を行った。新年交礼会を含めて会員と新冠、様似、苫小牧、恵庭各アイヌ協会役員や山口幸太郎市長ら来賓など約100人が集まり、幸多き一年に│と祈りをささげた。

 千歳アイヌ文化伝承保存会の石辺勝行会長が祭司を務め、一室で厳かに儀式を営んだ。開会の祈りに続き、大地や水の神にささげるカムイノミを順に執り行った。

 終盤、石辺会長は酒や食べ物などの供物を次々と火にささげ、煙にして天に送った。

 新年交礼会では中村会長があいさつ。アイヌ新法成立を喜び、「国会の本会議で可決された法律に立ち合うことができたのは、私の生涯の宝」と述べた。文化伝承や発信に向けた施策推進地域計画を進める千歳市に感謝を込め、訪問してきたばかりの米国アンカレジ市の先住民との交流深化にも意欲を示した。会食に続いて千歳や様似に伝わる古式舞踊の披露もあった。

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