全国高校総体の第69回全国高校スケート選手権大会は23日から、帯広市の明治北海道十勝オーバルで競技が始まる(開会式は22日)。今年も田畑真紀監督率いる駒大苫小牧高から11人が出場。田畑監督就任2季目の大舞台で選手たちは士気を高めている。
昨年のインターハイでは女子チームパシュート(団体追い抜き)で2位と健闘。2000メートルリレーでも4位となり、駒大苫女子は総合得点で5位に食い込む活躍を見せた。今季は全道や全国の中学校大会で実績を残した1年生7人を含む11人で挑む。昨春から取り組んできた陸上トレーニングや指揮官の指導などで力を付けている。
部員は監督就任時から訴えている「それぞれが目標をしっかり持ち、向上心の高い活気あふれるチームにする」を体現し続けている。選手兼任で現役を続けている田畑監督も共に練習し、気が付いたことをアドバイスをしたり、助言を求めたりなど双方のコミュニケーションは円滑だ。
チームは20日から現地入りし、公式練習に臨んでいる。指揮官は「(心境としては)1年目とは変わっていない。昨年からやっていることが浸透してきていると思う。それぞれが目的をしっかり持って練習に取り組んでいる」と手応えを口にしている。
今季集大成の大一番に向けて、田畑監督は「今回は室内での試合。普段練習している環境とは少し違う部分もあるかもしれない。それぞれが自己ベストを更新できるように最後まで良いサポートをしていければ」とし、部長の鮫川千晴(3年)は「道内でのインターハイということで選手たちも気合が入っている。厳しいトレーニングを積み重ねてここまできた。それぞれの力を尽くしてやっていきたい」と意気込みを見せた。

















