旧トマモール解体 説明に住民側から不満相次ぐ、業者側は改めて対応

旧トマモール解体 説明に住民側から不満相次ぐ、業者側は改めて対応
出席者から不満が相次いだ住民説明会

 JR苫小牧駅北口の旧大型商業施設トマモールの解体工事をめぐり、アスベスト(石綿)対策の不備に伴う業者側の地域住民説明会が20日、苫小牧市内で開かれた。業者は健康被害への懸念から医療機関の受診費用を全額負担するなどの対応策を述べたが、その手法に住民側から不満が相次ぎ、改めて業者側が方針を示すことになった。

 説明会には工事発注者のパチンコ大手マルハン(本社京都・東京)と解体業2社の担当者、約20人の地域住民らが出席。業者側からは解体現場から半径約200メートル圏の約250世帯を対象に、医療機関の受診を希望する住民の診察費を全額負担するなどの対応策が示された。

 出席者からは、診察期間を2月1日から3月30日までとしたことや、問い合わせ窓口を解体現場の工事事務所としたことに「誠意が感じられない」と不満が噴出。業者側は対象世帯の戸別訪問による仮診察券の配布と問い合わせ窓口を新設する考えを説明したが、反発が収まらず改めて対応することとした。

 旧トマモールの解体工事は2017年11月にアスベスト対策の不備で一時停止し、昨年11月に再開した。当時の業者がアスベストの飛散防止対策を徹底していなかったため地域住民の健康への影響が懸念されている。

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