苫小牧市内の小学生アイスホッケー選手8人が、2月12日から24日までカナダで開催される第61回ケベック国際ピーウィーホッケートーナメントに日本選抜の一員として出場することが決まった。選手は口々に「勝利に貢献するプレーを見せたい」と意気込みを語った。
メンバー入りしたのは、バーニングバレットのFW花田賢信(緑小5年)とDF池田絢晴(同6年)、高木晴(拓進小6年)、GK神山太陽(美園小6年)、苫小牧WestアイスキングのDF菅原楓芽(澄川小6年)とFW仁井元(北星小6年)、レッドスターズのFW伊部泰成(日新小6年)、BLUEサンダーズの横山颯太郎(明野小6年)。
同大会は19カ国から約120チームが参加する。日本選抜はそのうち上から2番目のカテゴリーである「AAエリート」に昨年に続いて出場する。同カテゴリーでは24チームが変則的なトーナメント戦で競う。前回大会は1回戦で敗れたが、敗者復活戦で2勝を挙げるなど健闘した。
メンバーは、チームを率いる黒川太郎監督が選手らから送られてきた動画を見たり、実際の試合を視察するなどして決めた。道内13人のほか東京や岩手などから計18人が選ばれた。
今季市内のすべての大会で栄冠をつかんでいるレッドスターズの主将・伊部は「日本の強さを見せつけたい」と意欲を示した。シュートとパスの正確性が自身の強みといい、チームの得点源として期待される。「ゴールを決めてチームの勝利に貢献したい。海外の選手のレベルの高さも実感できれば」と力強く語った。
GKとして苫小牧から唯一のメンバー入りを果たした神山は、今月開かれた全道大会優勝チームのGKも選抜に入っていることを意識し、「合宿から自分の持ち味を発揮して、正GKの座をつかみ取りたい」と意気込む。将来は北米プロリーグのNHLを目標としているといい、「試合では好セーブを見せて、世界に自分のプレーをアピールしたい」と目標を語った。
高木は「選ばれるとは思っていなかった」と喜びを語った。視野が広く、的確なパスを出せることが武器。「自分のパスが得点につながれば。海外のレベルを肌で感じて今の自分のレベルを知りたい」と大舞台での飛躍を誓った。
日本選抜を指揮する黒川監督は「苫小牧の選手には主力での活躍を期待している。初優勝を目指して全力で戦い、選手の成長と経験の場となれば」と意気込みを語った。
日本選抜チームは2月6日にカナダ入りして合宿を行う予定。













